その年1年の運勢を占うとも言われている初夢。
良い夢を見れたら1年が良い年になるような気がして嬉しくなり、反対に悪い夢を見たら暗い未来が待ち受けているような気分になり落ち込んでしまいますよね。
どうせ見るなら良い夢を見たい!という方も多いかと思います。
そこで今回は、そもそも初夢とはいつ見る夢なのか、そして良い夢を見る方法はあるのかなどについてまとめてみました。
目次
1. 初夢はいつ見る夢? 大晦日?元旦?2日の夢?
初夢という言葉はよく耳にしますし使うことも多いかと思いますが、そもそも初夢とはいつ見る夢のことなのでしょうか?
古来は初夢は立春に見る夢のことを指していたと言われています。
これは立春が正月だった頃の話です。
しかしその後、暦が変わり、初夢は大晦日に見る夢とされました。
ですが、それも生活の変化とともに元日に見る夢となり、やがて「1月2日に見る夢」が一般的と考えられようになりました。
そうして現在では初夢は「1月2日に見る夢」であるというのが定義として存在していますが、広い意味では「その年の一番最初に見る夢」とされています。
人によっては元日は寝ないで過ごしたり、生活様式も個人によって様々なため、大まかにそのような括りになっているのかもしれませんね。
2. 初夢で見ると縁起の良いものって?
さて、初夢で良い夢を見たい!と思う方は多いかと思いますが、そもそも良い夢とはどんな夢なのでしょうか?
ただ普通に自分にとって嬉しいことや気持ちいいことが良い夢なのでしょうか?
実は初夢での良い夢には昔から「これが夢に出てきたら縁起の良い夢であると言える」とされる3つの要素が存在します。
それが「一富士・二鷹・三茄子」です。
読み方は「いちふじ・にたか・さんなすび」で、富士山と鷹、茄子、またはそれに似たものが初夢に出てきたらその年1年間は良い年になるということです。
では、1つずつ解説していきたいと思います。
①「一富士」→ 富士山や高い山、または山みたいに大きくて末広がりのものは縁起の良いものであるとされ、富士は「無事」や高い志、立身出世の象徴とされています。
②「二鷹」→ 鷹や鳥のような空を飛ぶものは縁起が良く、鷹は「高い」ことを指し、自由や可能性の象徴とされています。
③「三茄子」→ 茄子や野菜、果物が出てくる夢は縁起の良いものとされていて、茄子は「成す」に通じ、子孫繁栄や財を蓄えることにも通じるとされています。
3. 初夢で良い夢を見るには?
では、初夢で良い夢を見るためには具体的にどうすれば良いのでしょうか?
まず、昔から伝えられている方法を試してみるのもオススメです。
それは宝船の絵を枕の下に敷き、回文を3回唱えるというものです。
江戸時代にはこういった絵を買い求める人が多く、飛ぶような勢いで売れたそうです。
また、回文とは上から読んでも下から読んでも同じ言葉という意味で、初夢で良い夢をみるための回文は次の通りです。
「永き世の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな」
この回文には、良いことが終わってしまうことなくずっと繰り返し続いていきますように、という願いが込められていると言われています。
この方法以外にも、良い夢を見るためには縁起が良いと言われているものの絵や画像を寝る直前に見たり、強くイメージしたりする方法もあります。
自分で自分に暗示をかけるといった方法もあるようです。
また、質の良い睡眠をとるための基本的な方法も重要で、数日前から生活習慣を規則正しいものに整えておくといったことも大切です。
寝室の環境を快適に整えることも大切で、カーテンや照明、寝具、騒がしい音がしない静かな環境など、快適に寝られるような工夫が必要です。
4. おわりに
初夢はいつ見る夢なのか、そして良い夢を見るための方法などについてまとめました。
初夢は広くはその年の一番最初に見る夢のことを指し、見ると縁起が良いとされている「一富士二鷹三茄子」というものがあるのですね。
また、良い夢を見るための具体的な方法も古くから存在し、多くの方が実践してきたということなので、ぜひ試してみたくなりますよね。
ぜひ今回紹介した方法を試してみてくださいね。
良い初夢を見られますように。