文化の日の意味や由来は?時期はいつ?何をする?

出典元:tjokayama.jp

文化の日を知っている人は多いと思います。

しかし、どんな日なのか、その意味や由来については意外と知られていないのではないでしょうか。

そこで今回は、文化の日の意味や由来を始め、時期や具体的に何をしたら良いかについてもまとめてみました。

この機会に文化について考えてみたり、触れてみるのも良いかもしれません。

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1.文化の日の意味や由来は?

それではまず、文化の日の意味について見ていきましょう。

内閣府が国民の休日についてまとめたものによると、文化の日は自由と平和を愛し、文化をすすめる日とされています。

「すすめる」がひらがな表記なのは「進める」と「勧める」の意味の両方があるからと言われています。

文化を進めて発展させていくという意味と、文化を国民に広く勧めていくという両方の意味が込められているのですね。

そしてこの内容は文化の日が日本国憲法の公布の日と重なることが関係しているようです。

前半の部分は新しい憲法を念頭に、自由や平和を大切にしようという気持ちが込められています。

そして後半部分は、これから戦後の日本を新しい文化とともに発展させていこうといった意気込みが感じられます。

文化の日はそういった強い意味や気持ちが込められた祝日だったのですね。

ちなみに文化とは、人間の手によって生み出された考えだったり、楽しみといったものを指します。

そしてそれは、人々の暮らしを便利にしたり快適にしたりするための発明や研究のことも指しています。

文化は私たちの暮らしに深く関係があるものなんですね。

出典元:clubgets.com

次に、文化の日の由来について見ていきましょう。

元々文化の日の11月3日は明治天皇の誕生日でもありました。

そしてその日は明治時代には「天長節」として国民から親しまれていたため、当時の政府はこの日を祝日として残したいと考えていたようです。

明治時代には天長節だった文化の日ですが、昭和初期には「明治節」と呼び名が変わりました。

そして1946年のこの日(11月3日)に日本国憲法が公布され、その2年後に祝日法が制定されたことにより文化の日が生まれたのです。

日本国憲法で重視されているのが平和と文化なので、その意向を反映し生まれたのが文化の日だと言われています。

2.文化の日はいつ?

さて、文化の日はいつなのでしょうか?

祝日の中には曜日の関係などで日にちが変わり、いつなのか固定されていないものもあるので混乱してしまうことがありますよね。

しかし文化の日は毎年11月3日で固定されているので間違える心配はありません。

3.文化の日に何をする?

毎年11月3日と日にちが固定されている文化の日ですが、具体的には何をする日なのでしょうか?

文化の日には主に文化勲章や各褒章などの授与式が行われます。

つまり人々の暮らしに役立つものを生み出したり、私たちを楽しませてくれるような素晴らしい芸術を作り出した人を表彰するわけですね。

例えば皇居では、文化勲章授与式という授与式が行われますが、これは芸術や科学などの分野において主に文化の発展で功績を残した人に勲章が与えられるものです。

皇居      出典元:kinarino.jp

毎年5人ほどが選出され、天皇陛下から直接勲章が授与されます。

これらの人たちは前の年までに既に「文化功労者」として選ばれた人たちで、文化勲章はその中から選出されます。

また、各地の美術館や博物館などで無料開放のイベントが行われることもあるということです。

ちなみに、表彰式の様子がテレビなどで放送されることもよくありますので、ニュースなどでチェックしてみるのも良いと思います。

どんな人がどんな部門で素晴らしい発明をしたのか、どんな素敵な芸術を作り出したのかなど、見れば驚きや感動があるのではないでしょうか。

4.おわりに

文化の日について意味や由来、時期や何をする日なのかについてまとめました。

文化の日は元々は明治天皇の誕生日だったのですね。

また、日本国憲法と深い関係があり平和と文化に対する強い気持ちが込められた祝日でもあります。

皇居を始め様々な場所で文化に関するイベントも行われるこの日について、家族や仲間で関心を深め、有意義に過ごせると良いですね。

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