小柳ルミ子は1971年に「わたしの城下町」で歌手デビューしてから50年、歌い続けてきました。
50年間の間に清純な少女から大人の女性、そして円熟味ある女性へと歌の趣も変わっていきましたが、その移り変わりを聴いて味わうことも楽しいですね。
今回はそんな、小柳ルミ子のヒット曲を集めてみました。
目次
1. わたしの城下町
作詞 安井かずみ
作曲 平尾昌晃
「わたしの城下町」は、1971年4月に発売された小柳ルミ子のデビュー・シングルです。
レコード売上は160万枚にのぼり、デビュー・シングルながら1971年の年間シングルチャート第1位となりました。
同年末にはNHK紅白歌合戦に初出場しました。
1971年日本歌謡大賞の放送音楽新人賞や日本レコード大賞の最優秀新人賞など数々の新人賞を受賞しました。
この曲の作曲者の平尾昌晃は諏訪高島城をイメージして作曲したそうです。
2. 瀬戸の花嫁
作詞 山上路夫
作曲 平尾昌晃
この曲は、1972年4月に発表された小柳ルミ子の4枚目のシングルで、80万枚を売り上げました。
「大活躍した新人の2年目はパっとしない」という2年目のジンクスでもがいていた小柳ルミ子は、この曲で元気を取り戻し、一流歌手への道を着実にあゆんでいくことになりました。
また、瀬戸の花嫁といったら小柳ルミ子、小柳ルミ子といったら瀬戸の花嫁と、言われるほどの国民的な歌手と歌になりました。
「瀬戸の花嫁」は瀬戸内海に浮かぶ小島に育った花嫁が、新郎の住む島へ嫁ぐときの、風景や心情を情緒たっぷりに描いた名曲ですね。
この曲は1972年の日本歌謡大賞で大賞を受賞。年末の日本レコード大賞でも歌唱賞に輝いきました。
3. 冬の駅
作詞 なかにし礼
作曲 加瀬邦彦
この曲は、1974年10月に発売された小柳ルミ子の13枚目のシングルです。
小柳ルミ子のシングル曲では「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」「京のにわか雨」以来、久々の週間オリコンチャート首位を獲得しました。
小柳ルミ子はこの曲で1974年のNHK紅白歌合戦に出場しました。
4. 星の砂
作詞 関口宏
作曲 出門英
この曲は、1977年4月に発売された小柳ルミ子の22枚目のシングルです。
沖縄八重山での悲恋を表現したエキゾチックでスケールの大きいドラマチックな歌です。
小柳ルミ子は、1977年のNHK紅白歌合戦でこの曲を歌唱しました。
この曲を歌うことにより彼女のイメージは「清純派歌手のかわいい少女」から「情熱ほとばしる大人の女」へと変りました。
この曲の作詞は関口宏、作曲は出門英と異色ですが、これは
当時のフジテレビの番組「オールスター作詞大賞」という、普段作詞作曲を生業としていない芸能人が作詞作曲をして出来を競うというバラエティ番組から生まれたからです。
5. お久しぶりね
作詞 杉本真人
作曲 杉本真人
この曲は、1983年7月に発表された小柳ルミ子のシングルです。
彼女が何人ものダンサーを従えて、ハイレグを着て網タイツを履いて踊る姿は、小柳ルミ子のイメージをさらにアグレッシブなものに変えていきました。
小柳ルミ子はこの曲で1983年の古賀政男記念音楽大賞の優秀賞を受賞、そしてNHK紅白歌合戦に出場しました。
6. 今さらジロー
作詞 杉本真人
作曲 杉本真人
この曲は、1984年5月に発売された小柳ルミ子の38枚目のシングルです。
この「今さらジロー」で日本歌謡大賞の放送音楽賞、日本有線大賞の有線音楽賞、などを受賞しました。
また同年末のNHK紅白歌合戦で熱唱しました。