春は野山で若葉が茂り、色とりどりの花が咲き競う季節です。
ポカポカ陽気の中でお花見など気分が華やぐ機会も増えてきます。
また、春は出会いと別れの季節ですで、様々なドラマが生まれます。
今回は、都はるみの春ソングをご紹介します。
明確な春という感じの曲はそれほど多くないですが、春に聴くのにふさわしいメロディや歌詞の曲はたくさんあります。
目次
1. アンコ椿は恋の花
作詞:星野哲郎
作曲:市川昭介
1964年10月に発売された都はるみの3枚目のシングルで、彼女にとって初めてのヒット曲であり、しかもいきなりミリオンセラーとなりました。
これにより都はるみはデビューから半年で念願のスター歌手への道をつき進むこととなり、この年の日本レコード大賞新人賞を受賞しました。
またこの歌は伊豆大島で暮らす16歳の少女が、都会へ帰っていったた彼氏からの連絡をずっと待っている、という感じの歌で、こぶしが聞いて力強くさわやかな曲です。
この歌の大ヒットにより、都はるみが出演する同名の映画も作られました。
出演は香山美子、藤岡猛、竹脇無我、沢村貞子、王貞治、他です。
そして、この歌の舞台となった伊豆大島ではこの曲の歌碑が波浮港北の高台に建立されています。
2. 好きになった人
作詞:白鳥朝詠
作曲:市川昭介
1968年9月に発売された都はるみのシングルで20万枚の売り上げを得ました。
この曲も好きになった人と別れて暮らすことになった女性が、彼氏が帰ってくるまでずっと待
っている、というような歌だが、しんみりした曲調ではなく元気いっぱいで頑張って待っています、という調子の曲です。
動画を見ると、この歌を歌う時、初期の頃の都はるみは直立して歌っていますが、その後、ステージを走り回って歌うようになっていきます。
本当にこの歌を歌うことが楽しいのですね。
3. さよなら列車
作詞:関沢新一
作曲:市川昭介
1966年6月に発売された都はるみのシングルです。
都はるみは1966年紅白歌合戦に出場し、この曲を歌いました。
この曲は好きな人が列車で去って行き一人ホームにたたずむ、という切ない曲ですが都はるみの感情こめた歌い方で、聴いていると歌のなかにひきこまれていくようです。
この歌のヒットにより、信州を舞台にして都はるみが出演する同名の映画も作られました。
出演は香山美子、沢村貞子、他です。
4. 小さな春
作詞:仁井谷俊也
作曲:徳久広司
2009年5月に発売された都はるみのシングルです。
都はるみの歌では珍しく悲恋ではなくルンルンの歌です。
熟年の男女が、やっと出会えたやすらぎの中で幸せをかみしめる、という感じの曲で聴いているとしんみりしてきます。
5. しあわせ岬
作詞:たかたかし
作曲:岩久茂
1977年10月に発売された都はるみのシングルです。
都はるみは1977年紅白歌合戦に出場し、この曲を歌いました。
この歌は好きな人が船に乗って帰ってくるのをずっと待っている、けなげな女性の気持ちを歌った曲で、都はるみの絶妙な歌唱には感動してしまいます。