愛知県にインスタやテレビで有名な「ダイワスーパー」があります。
ダイワスーパーの人気商品はと言えば「フルーツサンド」です。
オープン30分前から行列ができているというウワサです。
そんなダイワスーパーのフルーツサンドの人気の秘密や社長さんについて色々調べてみました。
目次
1. ダイワスーパーとは
ダイワスーパーは愛知県岡崎市にある創業50年、地元の小さなスーパーマーケットです。
毎年赤字続きで閉店寸前だったスーパーマーケットを祖父からバトンタッチされた現社長の大山皓生さんが、「フルーツサンド」を売りにして、わずか1年で再生させ、さらに何倍にも発展させています。
そこでどんなところだろうと思い、平日に電車に乗って行ってきました。
・場所
八丁味噌で有名な愛知県岡崎市の西端に位置する宇頭(うとう)町。
名古屋駅から約40分間名鉄電車に乗り、宇頭駅の無人の改札を通り抜けて1分ほど南に歩くと小さなスーパーマーケットが見えてきます。
それが、今回の主役、ダイワスーパーです。
・開店前
開店15分前の9時45分頃にダイワスーパーに着くと、すでにニ人連れの先客が店の外で待っていました。
しばらくすると開店前ですが、時々店の扉が開き、女性スタッフの方が待っている客に暖かい焼き芋を一切れずつ配ってくれました。
美味でした。もちろんサービスです。ありがたいことです。
そして、一言「並ばなくても全員買えますよ」と言われました。
これを聞いたら、少しあった緊張感がすっと抜けていきました。
そのうちに開店を待つ人がだんだん増えてきて、開店5分前くらいになった時、男性スタッフの方が1人出てきて、本日のルール(個数制限は無し)等の説明がありました。
その後、ジャンケン大会が始まりました。
これは男性スタッフの方と客全員がジャンケンをして、最後に勝ち残った客1人に賞品がプレゼントされるものです。
この時の賞品は900円くらいのマンゴーのフルーツサンドでした。 太っ腹ですね。
・開店
午前10時に開店になりました。この時点では十数人の客が待っていました。
店の前にはいくつものテーブルとイスが設置されており、各人がゆったりとイスに座って開店を待っていました。
想像していた立ったままの行列という訳ではありません。
しかしテレビ放映の後は、おそらくかなりの行列になるのでしょうね。
店に入ると、本当にこじんまりとした小さなスーパーでした。
小さい町によくある小さな店という感じです。
ただ、よくある店と違っているのは、店内でフルーツサンドやフルーツのエリアがひときわ目立っていることと、フルーツサンド目当ての客が多いことでしょうか。
それが証拠にフルーツサンドの前では行列になっていました。
皆さん、写真を撮ってからじっくり選んで何個か買う人が多いみたいです。
ショーケースに陳列してあるフルーツサンドは、買う人が多くてすぐに減っていくのですが
開店してすぐなのに、男性スタッフの方が商品の補充をしていました。
やはり人気商品ですね。
ちなみに私は、紅ほっぺサンド 680円税込みを購入しました。
クリームと大きなイチゴが入っていて、とてもおいしかったです。
2. ダイワスーパーのフルーツサンドとは
「八百屋の作る本気のフルーツサンド」として
手作りで1つ1つ心を込めて、新鮮な果物をふんだんに使ったフルーツサンドです。
驚くくらいフルーツたっぷりのフルーツサンドは、味も抜群。
良い品を見極めるプロの目利き力で、美味しいフルーツを厳選し、原価にこだわらず使っているそうです。
八百屋の強みを生かして日本中どこにもないフルーツサンドを、商品というよりはまさに作品という思いで作っている、とのことです。
紅ほっぺ、やよい姫などのいちごサンドをはじめ、バナナ、パイナップル、キウイ、メロン、マンゴー等、10数種類以上あります。
種類はその時々で変わるようです。
・購入できる場所は
フルーツサンドを購入できる場所は岡崎市宇頭町のスーパーマーケットの他に
岡崎市に3店舗、
愛知県豊川市、刈谷市、静岡県浜松市
博多、東京・中目黒/恵比寿の各店舗
また、毎日移動販売車で近郊各地へ出かけて販売されています。
移動販売の予定はインスタにアップされています。
あと、インターネットでも購入できます。
3. ダイワスーパーの社長さんは
ダイワスーパーの社長さんは大山皓生(こうき)さんといい、現在28歳です。(2022年6月時点)
大山皓生さんのご両親は大山さんが小さい時に離婚され、祖父母と母、弟の5人家族だったそうです。
その後、大山皓生さんが20歳の時に母親と衝突して家を飛び出し音信普通でしたが、24歳の時家業のダイワスーパーが閉店の危機にあると弟さんから聞き、家に戻りました。
家に戻ってスーパーの仕事を手伝っていると、お祖父さんからスーパーを継いでほしいと言われ、一時は固辞したが最終的に受け入れたそうです。
大山皓生さんは大手スーパーと品ぞろえや価格では勝負できないと考え、体と頭を使っていこうと考えました。
来店客の顔と名前を覚える、客を名前で呼ぶ、インスタの開設、おすすめ商品と客への思いを手書きでつづったチラシ「ダイワ新聞」を発行、新商品の開発等々。
そして失敗と成功を繰り返すうちに、単価の高いフルーツにさらに付加価値をつけたサンドイッチにすれば売れるのではないかということで始めたところ、これが大当たり。
今では京都、博多にFC店を、東京・中目黒に直営店を、岡崎市内に4店を持つまでになっています。
ちなみに年商は、大山さんが社長に就任した2018年の1億円が、2019年に3億円、2020年に6億円と倍々で上昇しています。
4. おわりに
いかがだったでしょうか?
ダイワスーパーは大山皓生さんが社長になってからフルーツサンドで快進撃を続けています。
今後はどんな商品を出されるのでしょうか。ますます目が離せません。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。