「えい水(すい)で耳を洗う」とは、
世俗的な名誉や利益の話を聞いてしまった耳を清めることをたとえたことわざです。
転じて、名声や地位などに心を動かされず、清らかな心を保とうとする態度を表します。
目次
1.言葉の意味

出典元:konan-gakuyukai.com
えい水・・中国河南省北部の崇山に発し、安徽省でワイ水に合流する川の名
耳を洗う・・耳を清める、聞かなかったことにする
2.言葉の成り立ち
中国の古い伝説に由来します。
堯(ぎょう)という帝王が、隠者の許由(きょゆう)に天下を譲ろうとしました。
しかし許由は名誉を嫌い、その話を聞いたことを「耳が汚れた」として、川の水で耳を洗ったと伝えられています。
この故事から、「えい水で耳を洗う」という言葉が生まれました。
「えい水」とは、そのとき耳を洗ったとされる川のことです。
3.使い方の例
・彼は出世の話を断り、まるでえい水で耳を洗うような態度をとった。
・名誉や利益に惑わされない姿は、まさにえい水で耳を洗う心構えだ。
4.似た意味の表現
・清廉潔白
・名利を求めない
・浮世離れする
・高潔
5.まとめ
「えい水で耳を洗う」は、名誉や地位に心を奪われず、清らかな心を保つ姿勢を表すことわざです。
昔の中国の伝説に由来し、清廉な生き方を象徴する言葉として今も使われています。