ことわざ・・・奇貨居くべし

「奇貨居くべし(きかおくべし)」珍しく価値のあるものを手元に置いておけば、後で大きな利益を得られるという意味のことわざです。

転じて、
将来価値が出そうな人や物に目をつけて、うまく利用するべきだという意味でも使われます。

1.言葉の意味

「奇貨」とは、珍しく価値のある品物のことです。
「居くべし」は「手元に置いておくべき」という意味です。

つまり、
価値が出そうなものは今のうちに確保しておくべきだ
という教えを表しています。

出典元:ac-illust.com

2.言葉の成り立ち

このことわざは、中国の歴史書である 史記 に登場する話が由来です。

中国戦国時代、商人の 呂不韋 は、あるとき秦の王族で不遇の立場にあった 子楚 を見て、

「これは珍しい商品だ。手元に置けば利益になる」

と言いました。

呂不韋は子楚を援助し、秦の王に即位させることに成功します。
その結果、呂不韋自身も秦の宰相となり、大きな権力と富を得ました。

この出来事から、
価値のあるものに目をつけて利用することを「奇貨居くべし」
と言うようになりました。

3.使い方の例

・彼の才能を見て支援した社長は、「奇貨居くべし」と考えていたのだろう。

・将来有望な新人を採用するのは、まさに奇貨居くべしという考え方だ。

・安いときに土地を買っておくのは、奇貨居くべしの発想である。

4.似た意味の表現

・先見の明がある
将来を見通して判断する力があること。

・目の付けどころがいい
人や物の価値を見抜く力があること。

・千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず
優れた才能はあっても、それを見抜く人は少ないという意味。

5.まとめ

奇貨居くべしとは、
価値が出そうな人や物を見抜き、手元に置いて利益を得るべきだという意味のことわざです。

中国の呂不韋が、王族の子楚に目をつけて成功した話が由来とされています。

この言葉は、
将来性を見抜く目の大切さを教えてくれることわざと言えるでしょう。

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