冬は寒さと寂しさの中で、身も心も凍えてしまう夜。
冬はしっとりとした曲を楽しむのにぴったりな季節ですね。
また冬は、気温が下がり人肌が恋しくなる季節でもあり、
雪が降ると、白い景色がしっとりとした歌とよく合います。
本記事ではそんな時に聴きたくなるような細川たかしの歌をご紹介します
明確な冬という感じの曲ばかりではなく、冬に聴くのにふさわしいメロディや歌詞の曲も集めてみました。
目次
1. 北酒場
作詞:なかにし礼
作曲:中村泰士
1982年3月に発売された細川たかしのシングル。
最初はレコード発売の予定はありませんでした。
しかしテレビ朝日系列の「欽ちゃんのどこまでやるの」の番組内で毎週歌われたりいじられたりした結果、人気に火が付き、レコード発売になりました。
覚えやすく、歌いやすいメロディで、子どもからお年寄りまで幅広い世代になじんでいます。この結果、デビュー曲「心のこり」以来7年ぶりの大ヒットとなり、オリコン年間5位に入りました。
また、同年の日本レコード大賞を受賞、NHK紅白歌合戦でも歌われました。
2. 望郷じょんから
作詞:里村龍一
作曲:浜圭介
1985年8月に発売された細川たかしのシングル。
都会に出てきた人が、長い間帰郷していない津軽についての思いをはせる内容の歌です。
今の生活は淋しくて耐えられず、みんながいる故郷に帰りたいが、帰れない事情があり、津軽への思いを切々ともの悲しく民謡調で歌い上げる歌です。
細川たかしは、同年のNHK紅白歌合戦でこの楽曲を歌唱しました。
また、この曲は細川たかしのお気に入りらしく、以後3回紅白歌合戦で歌っています。
3. 矢切の渡し
作詞:石本美由起
作曲:船村徹
この曲は許されぬ恋に落ちた男女の駆け落ちを唄った歌です。
東京葛飾柴又から江戸川をはさんで対岸の千葉県松戸市矢切へ渡し舟で行き、そこからさらに新天地を探していくという内容です。
この曲は最初、ちあきなおみの歌唱により1976年にシングルのB面曲として発売されたものでした。
その後何人もの歌手がカバーする中で、細川たかしも1983年にカバーし、最も売れたのが細川たかし歌唱盤でした。
細川たかしの哀愁に満ちた歌い方がたまりませんね。
4. 下北漁歌
作詞:松井由利夫
作曲:聖川湧
2004年8月に発売された細川たかしのシングルです。
厳しい北の海に生きる海の男の演歌です。
力強い高音域となめるような節回しがすばらしいですね。
細川たかしは、2004年のNHK紅白歌合戦でこの楽曲を歌唱しました。
5. 冬嵐
作詞:冬木夏樹
作曲:岡千秋
2019年5月に発売された細川たかしのシングルです。
吹雪の中、冬の岬でじっと耐えて恋の春を待つ女性の心情を澄んだ歌声で歌います。
高音の伸びがすばらしいですね。
6. おわりに
いかがだったでしょうか。
細川たかしの歌はいつ聴いても、心が暖かくわきあがってくる気持ちになります。
ここに、紹介できなかった歌でもいい歌がたくさんありますが。機会があればまた紹介したいと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。