秋は別れをテーマにした切ない楽曲が多いですが、別れは新しい
スタートでもあります。
本記事では、吉田拓郎の秋ソングを紹介します。
明確な秋という感じの曲はあまり多くないですが、秋に聴くのにふさわしいメロディや歌詞の曲はたくさんあります。
目次
1. 旅の宿
作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
1972年7月にリリースされたシングルレコードに収録された楽曲で70万枚売れました。
作詞は岡本おさみで、以前新婚旅行で青森県の旅館に泊まった時の情景をイメージして作ったものだそうです。
それに吉田拓郎が曲をつけました。
この歌は、それまであったフォークソングと歌謡曲の垣根をなくした画期的な曲だといわれています。
フォークなのに歌謡曲のような恋の唄をさらっと歌うところが新しかったのでした。
この曲はいまでも時々演奏され、吉田拓郎の代表曲の1つとなっています。
2. 伽草子
作詞:白石ありす
作曲:吉田拓郎
この曲は、吉田拓郎が1973年6月にリリースした7枚目のシングルレコードです。
作詞の白石ありすは、当時活躍した女性作詞家で由紀さおりや太田裕美にも詩を提供しています。
3. 我が良き友よ
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
1975年2月にリリースされたかまやつひろしのシングルに吉田拓郎が楽曲提供したものです。
この曲は大ヒットして90万枚のレコード売上を記録しました。
吉田拓郎の大学時代の同級生がモデルだといわれています。
バンカラだった気の合う同級生が、いまどこで暮らしているのだろうかと思いを寄せるような歌ですね。
澄みきった秋空の下で現実をしばし忘れて、なつかしい思い出に酔いひたる趣の曲です。
その後、吉田拓郎はアルバム「みんな大好き」でセルフカバーしています。
4. ともだち
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
吉田拓郎が大学時代のバンド仲間との決別を歌ったものだといわれています。
寂しい残念な別れではあるが、淡々と心の内面にふれながら歌っています。
この曲を聞くとかつて自分が決別した、同じ志を持った仲間との別れを勝手に思い出して感無量の心境になるのは私だけでしょうか。
5. いつか街で会ったなら
作詞:喜多条忠
作曲:吉田拓郎
1975年5月にリリースされた中村雅俊のシングルに吉田拓郎が楽曲提供したものです。
その後、吉田拓郎はアルバム「ぷらいべえと」でセルフカバーしています。