前田瑶介(まえだ・ようすけ)さんが時の人ということで、話題になっています。
この人はWOTA(ウォータ)株式会社の代表取締役CEOだそうです。
前田さんがどんな方か気になったので少し調べてみることにしました。
目次
1. 前田瑶介さんが代表を務めるWOTA(ウォータ)とは?

前田瑶介さん (出典元:公式HP)
WOTAは、「人と水の、あらゆる制約をなくす」をビジョンとして掲げ、水道がない場所での水利用を可能にするインフラシステムの研究開発・事業を行う2014年設立のスタートアップ企業です。
言い換えれば広大な下水処理施設を技術とAIにより持ち運び可能なサイズにして世の中に提供する会社、夢を実現する会社ともいえるのではないでしょうか。
<製品>
・水道が無い場所でもシャワーが使える循環式シャワー「WOTA BOX」を開発しました。
これは一度使った水を循環・濾過・殺菌することにより、排水の98%以上を再使用することで繰り返しシャワーができるようにするものです。(公式サイトより)
タンクに100リットルの水があれば、なんと約100人がシャワー可能です。

WOTA BOX (出典元:公式HP)
実際に「WOTA BOX」は2018年西日本豪雨災害や北海道胆振東部地震、2019年の台風19号の避難所で多くの人にシャワーを提供しました。
また「WOTA BOX」は、英国王立財団が設立した環境賞「アースショット賞」を2021年に受賞しました。
2026年の令和8年熊本地震では被災地の400台の「WOTA BOX」が搬入されつつあり、断水の中で被災者の援助に役立っています。
・水道が無い場所でも手洗いができる循環式ポータブル手洗い機「WOSH」を開発しました。
これは一度使った水を循環・濾過・殺菌することにより、排水の98%以上を再使用することで繰り返し手洗いができるようにするものです。(公式サイトより)
タンクに20リットルの水があれば、約500回もの手洗いが可能です。

WOSH 出典元:diamond.jp
実際に「WOSH」は2020年~21年の年末年始に鎌倉駅周辺や鶴岡八幡宮境内などに設置され、大勢の人が手洗いに利用したそうです。
手洗いで使われた水はウイルスを通さないほど目の細かいフィルターでろ過されます。
その後、紫外線照射や塩素添加を行い、不純物を99.9999パーセント以上除去したクリーンな状態で水を循環・再利用します。
手洗い中にスマートフォンの殺菌までできる!
スマホを手洗い機の所定の場所に置くと、1回の手洗い30秒間でスマホの表面に付着した菌を紫外線殺菌できる機能がついています。
・生活用水を循環させて繰り返し使うこと家庭用水循環システム「WOTA Unit」を開発しました。
これはお風呂やキッチン、洗濯機、トイレ等から出る生活排水の最大97%を安全な水に再生するシステムです。(公式サイトより)
使用した生活用水を繰り返し再利用することで、断水時や水質の不安が少ない暮らしを実現できます。

家庭用水循環システム「WOTA Unit」 (出典元:公式HP)
2. 前田瑶介さんの経歴は?
1992年生まれ 徳島県出身
2011年 徳島県立脇町高校卒業
2016年 東京大学工学部卒業
2018年 東京大学大学院工学研究科修了

東京大学 出典元:u-tokyo.ac.jp
幼少期より生物研究にいそしみ、高校時代には納豆由来γポリグルタミン酸を用いた水質浄化の研究を行い日本薬学会で発表。
在学中より、住宅設備メーカーやデジタルアート制作会社の製品・システム開発に従事。
その後起業して、建築物の省エネ制御アルゴリズムを開発し売却。
また、国会議員事務所にて秘書の経験も。
大学院卒業後はWOTA株式会社に参画。
2020年5月より代表取締役CEO。
過去に、東京大学総長賞、30 UNDER 30 JAPAN 2020賞(世界を変える30歳未満の30人 主催:Forbes JAPAN)を受賞。
2025年にはイノベーターの顕彰制度であるWIRED Innovation Award
受賞されました。
まさに華麗な経歴ですね。もちろんご本人の努力のたまものだと思います。
3. 前田瑶介さんのビジョンは?
前田さんはWOTA代表として、明確なビジョンをお持ちです。
水をコントロールし、人間を解放する。
水を循環させる」ことを当たり前にしたい。
人々に安心を届け、人と水のあらゆる制約がなくなった未来をつくっていきたいのです。

出典元:公式サイト
2030年までに自律分散型の水循環社会を実現させることで、水資源が不足しない状態にします。
2050年ぐらいまでには、水問題が解決できる状態までやり切りたい、
とおっしゃっています。
このビジョンの実現に向けて、災害支援や水インフラのない地域で実証実験が続けられています。
4. おわりに
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
前田瑶介さんは、高校時代から水問題の研究を続け、現在はWOTAの代表として新しい水インフラの実現に取り組んでいます。
災害時や水不足地域で活躍する技術として注目されており、今後の取り組みにも期待が集まっています。