
田中ウルヴェ京さん (出典:nikkei.com)
田中ウルヴェ京さんは、1988年ソウルオリンピックのシンクロナイズドスイミングで銅メダルを獲得した元アスリートです。
現役引退後は日本・アメリカ・フランスでコーチを経験し、海外でスポーツ心理学などを学びました。現在は、スポーツ心理学の専門知識と自身の競技・指導経験を生かし、アスリートや企業経営者などのメンタルパフォーマンスやキャリアを支援しています。
この記事では、田中ウルヴェ京さんの現在の活動を中心に、五輪での経歴、学歴、海外でのコーチ経験、結婚や子供などについて紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 田中ウルヴェ京(たなかウルヴェ みやこ) |
| 五輪 | 1988年ソウル五輪 |
| 五輪成績 | シンクロ・デュエット銅メダル |
| 出身 | 東京都 |
| 大学 | 日本大学 |
| 修士 | セント・メリーズ大学大学院 |
| 博士 | 慶應義塾大学大学院 |
| 現在 | 慶應義塾大学特任准教授など |
| 専門 | スポーツ心理学 |
| 家族 | フランス人の夫、一男一女 |
| 2026年 | TEAM JAPAN本部員(ウェルフェアオフィサー) |
目次
田中ウルヴェ京の現在は?スポーツ心理学者として活動
田中ウルヴェ京さんは現在、スポーツ心理学を専門とする研究者・指導者として、アスリートの心理的能力開発やキャリア支援に携わっています。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では特任准教授を務め、スポーツ心理学をベースに、アスリートの心理的能力開発やキャリア支援について研究・教育を行っています。
また、トップアスリートだけでなく、経営者、医師、研究者、アーティストなど、さまざまな分野で活躍する人を対象に心理コンサルティングを行うほか、企業研修や講演などにも携わっています。
さらに2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは、TEAM JAPANの本部員(ウェルフェアオフィサー)を務めました。

田中ウルヴェ京さん (出典:hpplus.jp)
アスリートのメンタルを支援
田中ウルヴェ京さんは、アスリートが競技本番で実力を発揮するための心理面の支援にも携わっています。
これまでには、車いすバスケットボール男子日本代表チームのメンタルコーチを務めました。東京2020パラリンピックでは、同チームが銀メダルを獲得しており、田中さんはメンタル面から選手・チームを支えました。
また、サッカー女子日本代表をはじめ、さまざまな競技のトップアスリートに対するメンタルコーチとしての活動歴もあります。
経営者・医師・アーティストにも心理コンサルティング
田中ウルヴェ京さんの活動は、スポーツ界だけにとどまりません。
現在は、経営者、アーティスト、医師など、さまざまな分野で活躍する「トップパフォーマー」に対して心理コンサルティングを行っています。
企業向けには、ストレスとの付き合い方やコーピング、チームビルディング、リーダーシップ、キャリア形成などをテーマにした研修や講演も実施しています。
慶應義塾大学で研究・教育、IOCでも活動
田中ウルヴェ京さんは慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の特任准教授として、スポーツ心理学をベースに、アスリートの心理的能力開発やキャリア支援について研究しています。
また、国際オリンピック委員会(IOC)では、Revenues and Commercial Partnerships Commissionの委員を務めています。
このほか、報道番組のコメンテーターやラジオ番組のパーソナリティとしても活動しています。
1988年ソウル五輪で小谷実可子さんと銅メダル
田中ウルヴェ京さんは、1988年のソウルオリンピックでシンクロナイズドスイミングのデュエットに出場し、小谷実可子さんとのペアで銅メダルを獲得しました。
当時の競技名は「シンクロナイズドスイミング」で、現在は「アーティスティックスイミング」と呼ばれています。
なお、1988年のソウル五輪では「田中 京」の名前で出場しています。現在は「田中ウルヴェ京」として活動しています。

ソウル五輪に出場した田中さん(左)と小谷さん (出典:本人公式HP)
田中ウルヴェ京の学歴がすごい!海外でも心理学を学ぶ
| 時期 | 学歴・学習内容 |
|---|---|
| 1985~1989年 | 日本大学文理学部体育学科 |
| 1993~1995年 | セント・メリーズ大学大学院で学ぶ |
| 1999年~ | アーゴジー心理専門大学院で認知行動理論などを学ぶ |
| 2000年 | サンディエゴ大学院でパフォーマンス向上などを学ぶ |
| 2015~2021年 | 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 |
| 2021年 | 博士号取得 |
聖心女子学院から日本大学へ
田中ウルヴェ京さんは、聖心女子学院の初等科・中等科・高等科を経て、日本大学に進学し、体育学を学びました。
大学時代にはシンクロナイズドスイミングの選手として競技を続け、1988年のソウルオリンピックに出場しています。
つまり、田中さんは大学で体育を学びながらトップアスリートとして活動し、五輪出場を実現したことになります。
アメリカの大学院で心理学を学ぶ
1991年にアメリカへ留学し、1995年にカリフォルニア州のセント・メリーズ大学大学院でスポーツ心理学を学び、修士号を取得しました。
さらに1999年にはアメリカのアーゴジー心理専門大学院で認知行動療法を学び、2000年にはサンディエゴ大学大学院でキャリアトランジションについて学んでいます。
これらを含めて約6年半のアメリカ留学を経験したとされています。

田中ウルヴェ京さん (出典:yomiuri.co.jp)
田中ウルヴェ京はなぜスポーツ心理学者になった?
田中ウルヴェ京さんがスポーツ心理学を専門的に学ぶようになった背景には、選手とコーチの両方を経験したキャリアがあります。
五輪選手として競技のプレッシャーを経験した後、コーチとして選手を支える立場になったことで、競技力だけでなく心理面への理解を深めていきました。
その後、アメリカでスポーツ心理学や認知行動療法、キャリアトランジションなどを学び、競技者のメンタルだけでなく、人生やキャリアを含めて支援する現在の活動につながっています。
コーチとして日本・フランス・アメリカで活動
五輪後、田中ウルヴェ京さんは選手から指導者へ転身しました。
1989年から1999年まで、日本ナショナルチームのコーチを務めたほか、米国オリンピックチームではヘッドコーチアシスタント、フランスナショナルチームでは招待コーチを務めるなど、日本・アメリカ・フランスの代表チームで指導経験を積みました。
この10年間のコーチ経験が、その後にスポーツ心理学を専門的に学ぶきっかけの一つとなりました。
田中ウルヴェ京の夫はフランス人?子供は2人
1992年、アメリカ留学中に現在の夫であるフランス人男性と知り合い、1997年に結婚しました。
子供は2人で、男の子と女の子の一男一女とされています。
田中ウルヴェ京の経歴まとめ
田中さんのキャリアを整理すると、次のようになります。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1988年 | ソウル五輪シンクロ・デュエットで銅メダル |
| 1989~1999年 | 日本・アメリカ・フランスでコーチを経験 |
| 1991年~ | アメリカへ留学 |
| 1995年 | セント・メリーズ大学大学院で修士号取得 |
| 2001年 | メンタルスキルコンサルタントとして活動 |
| 2021年 | 慶應義塾大学大学院で博士号取得 |
| 2026年 | ミラノ・コルティナ冬季五輪TEAM JAPAN本部員(ウェルフェアオフィサー) |
| 現在 | 慶應義塾大学特任准教授、心理コンサルティング、講演など幅広く活動 |

ニッポン放送「テレフォン人生相談」出演の田中ウルヴェ京さん (出典:本人公式インスタ)
まとめ
田中ウルヴェ京さんは、1988年ソウル五輪シンクロ・デュエットの銅メダリストです。
引退後は日本・アメリカ・フランスの代表チームでコーチを経験し、アメリカでスポーツ心理学や認知行動療法、キャリアトランジションなどを学びました。その後、2001年に起業してメンタルスキルコンサルタントとして活動を始めています。
現在は、慶應義塾大学特任准教授として研究・教育に携わる一方、トップアスリートや経営者、医師、研究者、アーティストなどへの心理コンサルティング、企業研修、講演、アスリートのキャリア支援など幅広い活動を続けています。
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